再生医療

Regenerative

再生医療とは?

再生医療は、私たちの体に備わっている「治る力」や「再生力」を高める治療法です。
手術などで大きな負担をかけることなく、組織の修復や炎症の改善を促すことを目的としています。
血液や幹細胞などから得られる有用な成分を利用し、体の内側から自然な回復をサポートします。
副作用やリスクが少ないことから、近年では整形外科領域でも、関節や腱、筋肉などの慢性的な痛みに対して注目されています。
当院では、患者様の症状や目的に合わせて、再生医療を治療の選択肢のひとつとしてご提案しています。

PRP療法

PRP療法(多血小板血漿療法)は、患者様ご自身の血液から血小板を多く含む血漿を抽出し、患部へ注入する治療法です。
血小板には、血液を固める働きに加え、組織の修復に関わる成長因子を放出する役割があり、血小板を濃縮することで、損傷した組織の回復促進や、炎症・痛みの軽減が期待されています。
自己血液を使用するため、アレルギーや拒絶反応のリスクが低いことも特徴のひとつです。近年では、変形性関節症をはじめ、筋肉・腱・靱帯の損傷、スポーツによる障害など、幅広い整形外科領域で導入されています。

厚労省承認のマイセルキットを使用

当院では、厚生労働省承認の「Mycells PRPキット」 を使用し、高精度にPRPを抽出しています。(医療機器承認番号:30400BZX00169000)。
このキットは、赤血球や好中球を含まない高濃度PRPを1回の遠心で作製 でき、目的に応じて濃度や量を調整可能です。
精密なPRPを使用することで、肌や組織の修復力を最大限に引き出し、安全かつ効果的な治療を提供しています。
また、当院ではFGFなどの添加剤は一切使用せず、ご自身の血液から得られるPRPのみを活かした治療を行っております。

再生医療等提供計画番号・治療名(厚労省受理)

再生医療等安全性確保法に基づき、厚生労働省に届出・受理されたうえで実施しています。

第二種再生医療等提供計画番号

PB5250126変形性関節症を対象とした自家多血小板血漿(PRP)注入療法

第三種再生医療等提供計画番号

PC5250130四肢の筋・腱・靱帯及びその付着部の傷害を対象とした自家多血小板血漿(PRP)注入療法

PRP療法による再生医療が選ばれる理由

ご自身の血液を使用する治療

PRP療法は、患者様ご自身の血液から抽出したPRP(多血小板血漿)を使用するため、アレルギーや拒絶反応のリスクが低い治療法です。

自然治癒力を活かした治療

PRPに含まれる成長因子が、損傷した組織の修復を促し、関節や筋・腱・靱帯などの症状改善が期待されています。

身体への負担が少ない

採血と注射によって行うため、手術と比べて身体への負担が少なく、入院の必要もありません。日常生活への影響を抑えながら治療を受けていただけます。

当院における治療

関節の痛み、筋肉や腱の損傷

局所注射

関節や筋・腱・靱帯の損傷は、加齢やスポーツ、繰り返しの負荷などによって生じます。従来は、消炎鎮痛剤やヒアルロン酸注射などによって症状の改善を図りますが、PRP療法は、患者様ご自身の血液から抽出したPRPを患部へ注入し、組織修復を促す再生医療です。PRPに含まれる成長因子が、損傷した組織の修復をサポートすることで、炎症や痛みの軽減、機能改善などが期待されています。


ひざ

変形性ひざ関節症などによる痛みに対し、PRPを関節内へ注入することで、炎症の軽減や関節機能の改善が期待されています。ヒアルロン酸注射などの保存療法で十分な効果が得られなかった方や、手術以外の治療を検討されている方にも選択肢のひとつとなります。

変形性ひざ関節症

半月板損傷 など


肩・肘

腱や靱帯に負担がかかることで生じる慢性的な痛みやスポーツ障害に対し、PRP療法が行われています。組織修復を促すことで、痛みの軽減や機能改善が期待されています。

腱板損傷

テニス肘

野球肩 など


足・関節

足底腱膜炎やアキレス腱炎など、繰り返し負担がかかる部位に対してもPRP療法が行われています。組織修復を促すことで、慢性的な炎症や痛みの軽減が期待されています。

足底腱膜炎

アキレス腱炎

靱帯損傷 など

ひざの痛み

半月板損傷

腱板損傷

テニス肘

野球肩

足底腱膜炎

アキレス腱炎

靱帯損傷

スポーツ障害

さまざまな疾患に対して
効果が期待されています

このような方は
PRP療法をご検討ください


変形性関節症による関節の痛みが続いている

スポーツや繰り返しの負担による腱・靱帯の痛みがある

手術以外の治療を検討している

よくあるご質問

A 基本的に1回で完了しますが、症状により追加の治療が必要な場合があります。症状に応じて最適な治療計画をご提案いたします。
なお、膝関節の場合は、【初回注射→3ヶ月後注射→6ヶ月後注射】の計3回の注射を必要とすることが多いです。

A 治療は採血と注射で行うため、針を刺す際に痛みを感じることがあります。痛みが気になる方は、事前に医師にご相談ください。
また、注射後約4日間は反応性に患部に軽い疼痛が出ることがあります。

A 治療後に特別な休養は必要ありません。日常生活に支障はありませんが、治療部位に負担がかかる運動は控えていただく場合があります。

A 効果には個人差がありますが、治療後数週間〜数か月かけて徐々に改善が期待されます。

A 注射部位の痛み、腫れ、内出血、感染などが起こる可能性があります。詳しくは診察時に医師がご説明いたします。

A 感染症や血液疾患のある方、抗凝固薬を服用中の方などは治療が適さない場合があります。詳しくは医師が診察のうえ判断いたします。

A 自己血を用いた治療ですが、献血の可否は献血機関の基準によって異なる場合があります。詳しくは医師にご相談ください。

幹細胞培養上清液治療

幹細胞培養上清液は、幹細胞を培養する過程で得られる上澄み液です。幹細胞とは、体の組織を修復・再生する働きを持つ細胞で、培養の際に成長因子、エクソソーム、アミノ酸、酵素、ミネラルなど、再生や修復をサポートする成分が多く分泌されます。
幹細胞そのものは含まず、有効成分のみを含むため、安全性が高く、副作用リスクも低いとされています。最近では、炎症の抑制や組織修復、血流改善などの作用が注目され、整形外科分野では関節の痛みやしびれの改善に活用されています。

様々な有効成分を含有

主な成長因子(サイトカイン)

TGF(トランスフォーミング成長因子)

骨折や軟部組織の修復、関節の再生

VEGF(血管内皮増殖因子)

血流改善で組織再生をサポート

BMP(骨形成タンパク質)

骨折や骨再生、欠損部の修復

エクソソーム

細胞増殖や創傷治癒を促進し、血管や皮膚再生に効果的です。

幹細胞培養上清液の種類

幹細胞培養上清液は、幹細胞の採取元によっていくつかの種類があります。

臍帯由来


へその緒から採取され、
再生力や抗炎症作用に
優れています。

乳歯髄由来


乳歯の歯髄から採取され、
神経修復に優れた
成分を含みます。

脂肪由来


体の脂肪から採取され、
美容や創傷治癒に
活用されています。

胎盤由来


胎盤から採取され、
免疫調整や抗炎症作用が
期待されています。

幹細胞培養上清液に期待される主な効果

細胞レベルで再生や修復を促進するため、さまざまな効果が期待できます。

皮膚の再生

免疫力の効果

抗炎症作用

関節の痛み軽減

軟部組織の修復

肩こり・疲労回復

血流改善

体質改善

幹細胞培養上清液による再生医療が選ばれる理由

幹細胞培養上清液による
再生医療が選ばれる理由

安全性が高い

幹細胞培養上清液は生体由来の成分であり、合成物質ではないため、安全性が非常に高いとされています。体に優しく、拒絶反応が起こりにくい特徴があります。

治療の負担が少ない

注射や点滴、点鼻など切らない方法で行うため痛みやダウンタイムが少なく、身体への負担が軽減されます。入院が難しい方や早期復帰を目指す方にも適しています。

長期間の治療効果が期待できる

幹細胞培養上清液は関節や軟骨の修復を促進し、患部の根本改善が期待できます。継続的な効果が見込めるため、慢性の症状にも対応できます。

当院における治療

関節の痛み、脊髄からくるしびれ

局所注射

点滴療法

幹細胞培養上清液は、組織の修復を促し、痛みや炎症の軽減に貢献します。

関節炎や神経のしびれは、加齢や過度な負荷によって軟骨や神経が傷つくことで起こります。従来は痛みを和らげるために、消炎鎮痛剤やヒアルロン酸注射などが使われますが、根本的な修復にはつながりません。幹細胞培養上清液は、成長因子などの成分が豊富に含まれており、組織の修復を促し、痛みや炎症の改善が期待されています。


ひざ

変形性ひざ関節症などのひざの痛みに対し、幹細胞培養上清液を関節内に注入することで、炎症の抑制や軟骨修復が期待されます。従来の治療で効果が不十分な方にとって、再生医療的アプローチとして関節機能の改善や痛みの軽減が目指せます。加齢やスポーツによる関節の摩耗・変性に悩む方に、負担の少ない治療方法として注目されています。

変形性ひざ関節症

半月板損傷

靭帯損傷 など


五十肩(肩関節周囲炎)などの慢性的な肩の痛みや可動域制限に対し、幹細胞培養上清液が炎症を抑え、組織修復を促進。関節の動きや痛みの改善が期待されます。

四十肩、五十肩

肩腱板損傷

肩関節炎 など


腰椎周囲の椎間板・神経・筋肉の炎症や慢性痛に対し、幹細胞培養上清液が自然治癒力を高め、症状改善を促進します。神経圧迫による痛みやしびれが軽減されます。

椎間板ヘルニア

脊柱管狭窄症

坐骨神経痛 など

さまざまな疾患に対して
効果が期待されています

このような方は
幹細胞培養上清液治療をご検討ください


ヒアルロン酸注射などの治療で効果が持続しない

長期的な痛みの軽減や機能回復を希望する

関節炎やしびれが進行している

アレルギー性鼻炎・花粉症

点鼻薬

鼻粘膜から吸収され、炎症抑制や免疫調整に働きかけます。

幹細胞培養上清液は粘膜を通じて体内に吸収されやすく、免疫バランスを整える働きがあるため、花粉症やアレルギー性鼻炎では過剰な免疫反応を抑え症状を軽減し、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)では粘膜の修復を促し鼻詰まりを改善します。また、自律神経の調整によって睡眠の質の向上やストレス緩和などの効果が期待できます。

よくあるご質問

A 基本的に1回で完了しますが、症状により追加の治療が必要な場合があります。症状に応じて最適な治療計画をご提案いたします。

A 治療は注射や点滴、点鼻で行いますので、痛みは最小限に抑えられます。痛みが気になる方は、事前に医師にご相談ください。

A 治療後に特別な休養は必要ありません。軽い運動や日常生活に支障はありませんが、過度な負荷はお避けください。

A 幹細胞培養上清液は他人の幹細胞を用いた上清液を使用する治療のため、現在の献血基準では原則として献血はできません。詳しくは医師にご相談ください。